目標の教育漢字あと400字です

目標の教育漢字あと400字です

 なかなか進みません。気が重い。遠い。論理的に考えること・それを表現することの一念は報われるだろうか。最近のエモーショナルで、回顧趣味や、微妙な表現、過激な表現からは遠くて評価の薄い世界なのはわかっている。評価はなくてもいい。望んだように使われることを願っている。そのような世界であってほしい。いつもそのように願いながら作業している。現在の進行状況から推定するとあと半年は掛りそうだ。既に800字以上できているが今後は脇目を振らずに目標に専念したい。その次は常用漢字の残り1110字が目標だ。これに私が必要と思うものと、都道府県、政令指定都市、県庁所在市、苗字2000傑位までを加えて、約2500~2600字位と予定している。これで通常の日本語表現としては99%位をカバーできる筈である。これだけでは学術用語、法律用語、専門用語、特に歴史上の解説などには向かないであろう。ちなみに苗字1000傑までのチェックでは+45字位で済みそうだ。そのうち9字は異字体だ。一番の問題は地名だ。常用漢字で表現できるのに独自の漢字にこだわる自治体や地域もある。歴史上のどこかの時点で採用された経緯からのこだわりがある場合もある。あとは必要に応じて有料作成サービスとする予定だ。目標はさらに2年と考えている。

 図は日本語の表現で、どのくらいの漢字数でどの程度表現できるかを表したものである。教育漢字の表現率は、資料が捜し出せなかったので私の推定値です。その他は文化庁国語課が2000年に公表した「漢字出現頻度数調査」によりますこれで決して十分だとは考えてはいないが、個人の力としてはここまでだと思う。又、私個人の信条として漢字の数を際限なく使用することには基本的に反対なので、そういう観点からは必要にして十分な量だと考えている。

 最近はほとんどのフォントはAdobe-Japan1に基づいて作成されている。AJ1-3で9354字、AJ1-6で23058字(いずれも漢字を含む総文字数)もある。AJ1-6はこれを準備しないと商用のあらゆる表現と印刷に対応できないからだという。

 すでに購入済みの方には申し訳ありませんがいましばらくお時間をください。