NAX約物について
約物は厄介だ。普段文章を書いても約物などほとんど使わない。せいぜいが、?!#&~-%〒…℃°●○△□()「」『』くらいだ。数学用の+-×÷=位はたまに使うが≧が必要となるととめどなくすべての数学記号に区切りを付けられなくなる。ここまでいっても数学者や物理学者には既存の表示記号だけでは足りなくなるだろうことは理解できる。数字の①や❶などやギリシャ文字なども必要だろうし…、と思っても使用するリアリティーが無いので、本当に処理が難しい。カッコも何故こんなに種類が必要なのか理解できていない。結局、JISの最小限の範囲からさらにいくらか絞り込んだ範囲にとどめた。無いものは別なフォントに代用される。
最近のスマホには絵文字の一覧もあって、しかもカラーになっていてびっくりするほどの種類だ。私は使わないが、メールに涙や笑顔や拍手アイコンがくっついてくることもある。確かに感情の補助として短くてすむから使うのだろう。私は車が好きだから小さいときから暇と紙さえあればどこにでも描いてきた。車のフロントのライトとエアインテークは表情をよく現すことができる。最近の一時のトヨタ車は大口でキバが生えていたり、映画のプレデターの顔のようだったりでどこに美しさがあるのか理解できないこともあった。そのライトとエアインテークを目と口に見立てていろんな表情を考え作ったこともある。ラインの絵文字にも考えたがどうも具体的にその先に進まない。つまらないからだ。
そんなこともあって実は『NAX』も約物のせいで発表が遅れた。『PURE』も実は5年以上前にできているのだが約物がないので発表できない状態なのだ。